だて正信(まさのぶ)

夢灯籠まつり
ポイ捨てゴミのない宗像を
軽トラ朝市
(コミュニティ事業)
城山中学校50周年
記念事業モニュメント
落書き消し隊・絵描き隊
(コミュニティ事業)

正信通信

令和 6年 3月 正信通信

皆様こんにちは。3年ほど前に膝が悪化して痛みが長引き、「だて正信通信」を一部地域へ配布できなくなりました。 ご連絡頂きました市民の皆様へは配布致しましたが、届かなかった方へは心よりお詫び申し上げます。 以前から普通に歩けるようになっていたのですが、大事を取っていました。 今回より、以前配布させて頂いていた地区へは配布を再開することと致しました。 どうぞよろしくお願い致します。3月議会は、令和6年度の財政の使い道を決める大切な議会です。私は、最大会派「宗像志政クラブ」を代表して、代表質問をさせていただきました。実に47項目にも及ぶ質問でしたので、今回は、特色のある質問をピックアップして掲載しています。また、予算委員会(4日間)では20時近くまで質疑応答がなされる日もあり、議員と執行部との真剣な議論が戦わされました。






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代 表 質 問 通 告 書

1 市政運営の基本方針について
(1) 安全・安心の確保について
①新たな防災行政無線の整備着手とあるが、どのようなものをどのように整備し、防災に役立たせるのか。
②地域防災力の強化に向けた地区防災計画の策定支援とあるが、能登半島地震にみられるように、日本ではいつどこででも甚大な災害が発生する可能性がある。そのため、策定に当たってはスピード感を持った支援が必要になると考える。どのように支援していくのか。
③避難施設の防災機能の充実は不可欠であるが、学校体育館空調設備整備については、設置完了年度を含めてどのように整備を進めるのか。
④防災基金についての考えを伺う。
(2)食のまち宗像の推進について
①学校給食については、現在物価高騰分を一般財源から補填しているが、この補助金について、継続することを高く評価する。自校式の良さを生かし、地場産物の利用促進、地域や保護者、企業等と連携した食育事業の拡充を進めるとあるが、郷育の観点からも学校給食における子どもたちへの食育は大切である。学校給食への有機野菜の利用促進についての具体策はあるか。また、地域や保護者、企業等と連携した食育の拡充の進め方について具体的な方策を伺う。
②地場産物の高付加価値化について、具体的な方策を伺う。
(3)人への投資について
①保育や介護の分野における雇用や就業の機会拡大とあるが、特にこの分野は人手不足が懸念されている。そこで、具体的な進め方について伺う。また、職場環境の改善について、どのようなところをどのように改善していくのか。
②保育士の処遇改善については、本市議会から国へ意見書を提出し、当会派からも国会議員を通じ国に要望書を上げているところであるが、市の考えを伺う。
③宗像市の最大の財(たから)は「人」とある。市職員の潜在的な能力を最大限に生かすことこそ市長の務めの一つと考えるがどうか。


2 元気を育むまちづくりについて
(1)「こども誰でも通園制度」について、本市では従前から就学前の子どもの一時預かり事業については、施設等の関係もあるかとは思うが、積極的に進めてこなかった経緯がある。今回、政府の進める「こども誰でも通園制度」については、どのような施設を利用してどのように進めていこうとしているのか。
(2)病児保育サービスについては、特にひとり親家庭の自立にとって、なくてはならないサービスと考える。東京都東大和市の病児・病後児保育では、在籍している保育所等で子どもが体調不良になり、保護者が迎えに行くことが困難な場合に、病児・病後児保育室の保育士が保護者に代わって保育所等に子どもを迎えに行き、保育室で保育する事業を行っている。ひとり親家庭支援施策として東大和市の取組を本市でも導入できないか。
(3)子ども家庭センターについては、新たにヤングケアラーコーディネーターを配置するなど、その存在を高く評価している。今後も子ども子育ての核となる施設であると認識しており、子ども家庭センターの相談機能等の市民へのさらなる周知が必要と考えるがどうか。
(4)こども家庭庁が示す施策の中で「地域こどもの生活支援強化事業」がある。その中で、「こども食堂」は高齢者も集い地域で子どもを育てるという本市の進めるコミュニティ・スクール施策にも合致していると思うが、本市の子ども支援施策の中で「こども食堂」についての考えは。
(5)むなかた子ども大学については、子どもたちはもとより、保護者からも高い評価を得ているところだが、小中一貫コミュニティ・スクール推進との関係性の充実が効果的であると考える。今後の方向性を伺う。
(6)特別支援教育については、生きる力の醸成の観点から、インクルージョンの方向からの取組が大切であると考える。今後の市の施策を伺う。
(7)不登校児童生徒への取組として、「エール」の進展や「ホープ」の開設等、高く評価する。
福岡県立少年自然の家「玄海の家」との連携強化とあるが、どのように取り組むのか。また、取組に期待するところは何か。
(8)学校の働き方改革の中で、グローバルアリーナや東海大学付属福岡高校等、関係団体と連携した部活動地域移行については、先進的な取組が進められており、高く評価するところである。水泳授業の民間委託に伴う働き方改革における評価と、部活動地域移行の今後の方向性を伺う。
(9)教育環境の整備の中で、プレハブ校舎の解消は、地域住民の高い関心事でもある。建て替えの早急な着工が望まれるがどうか。また、地域住民から、一部学童保育所の老朽化が指摘されているが、アセットマネジメントとの関係をどのように考えているか。そのことについて、地域住民との情報共有はできているのか。また、協議の場づくりの予定はあるか。
(10)市民の健康寿命延伸に向けた取組の充実・強化の中で、高齢者の肺炎球菌ワクチン接種に係る公費負担額引上げや帯状疱疹ワクチン接種費用助成等、接種率向上に向けた支援施策を評価するとともに、健康寿命延伸への市長の思いを感じる。予防接種の効果を市民へ周知することが重要だと考えるが、どのように周知するのか。
(11)高齢、子ども、障がい、困窮の福祉4分野の窓口が互いに連携して支援にあたる「包括的相談支援事業」を開始するとあるが、どこがどのようにして進めて行くのか。また、連携とは具体的にどのようなことをするのか。
(12)認知症問題は、家族の維持、生活基盤にも大きく影響を与える可能性があり、「地域包括支援センター」の機能充実が欠かせないと考える。現状と支援施策は。
(13)障害福祉サービス等につながっていない在宅の障がい者に対するアウトリーチ支援を開始するとあるが、どの機関がどのように発見し、どのように支援していくのか。
(14)介護保険については、介護給付費準備基金を活用し介護保険料の引下げを行い、国民健康保険については、国民健康保険基金を活用し国保保険税の税率・税額を据え置くことは、直接市民生活支援に結び付くため、大いに評価する。新たに骨折・骨粗しょう症重症化予防事業に取り組むとのことだが、具体的な内容を伺う。
(15)女性の活躍推進に向けた取組では、結婚・出産・育児等のために離職した女性を対象にしたリカレント教育に要する費用への助成をスタートさせ、再就職を支援するとのことだが、リカレント教育につながる支援施策も重要と考えるがどうか。
(16)城山中学校新校舎において、すばらしい校舎が建設され、地元はもとより市民の評価も高い。特に誰もが使いやすいトイレが設置されるなど先進的な工夫がなされたが、生徒等の評価は。


3 賑わいのあるまちづくりについて
(1)「食のまち宗像」の推進について、学校給食においても地場産物の活用を強力に推進するとあるが、具体的な数値目標は考えているか。また、大都市圏における食材フェア開催や営業活動を行うことによって、その効果をどのように捉え、さらなる展開をどのように行っていくのか。
(2)農業の基盤強化について、担い手の経営規模拡大とあるが、具体的な施策は。また、将来の農地の在り方を示す「地域計画」とはどのようなものか。
(3)水産業の基盤強化について、藻場の再生と養殖事業展開は喫緊の課題であり、持続可能な水産業を支えていく基盤であると考えるが、現在の状況と将来見通しに伴う支援施策を伺う。
(4)プレミアム付き商品券の令和5年度発行額が10億円と倍増になったが、その経緯及び令和6年度においてはどの程度を見込み、市外の人への発行効果をどのように分析しているか。また、電子商品券のみの発行となり、少額購入には利便性を感じるが、高齢者等への影響はなかったのか。
(5)本市は創業支援に力点を入れているところだが、fabbit宗像内に設置する伴走支援の拠点とはどのようなものか。また、それはfabbit宗像内で市と民間事業者が共同で事業を展開するということか。
(6)本市は観光客向けの宿泊施設が限られていると感じるが、大型観光キャンペーン「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」において、どのような効果を期待し、本市の観光事業に生かそうとしているのか。
(7)島から本土の病院へ通院する子どもへの渡船料補助を実施することは評価するが、中学生の渡船料金は大人と同料金であるため、通常時の渡船料補助も実施できないか。また、「資源を活かした島の活性化」の中で、保育園留学事業とはどのようなものか。つながりとして大島学園との連携はできないか。
(8)本市のスポーツ事業において、「宗像サニックスブルース」の果たした役割は大きなものがあったと考える。その後の本市のラグビーはどのような形で継承されているのか。その足跡を生かした新しい事業展開はできないか。
(9)文化芸術活動の推進の中で、子育て世代のにぎわいづくりに向けて南側ゾーンを整備するとあるが、具体的な内容を伺う。
(10)読書は人の心を潤したり、やる気の原動力となったりもする。特に子どもへの読み聞かせは、子どもの成長過程において、豊かな心を育む基礎ともなり得る。学校図書館の充実について、どのような施策を実施しているか。


4 調和のとれたまちづくりについて
(1)子どもたちの登下校において、防犯・交通安全は喫緊の課題であり、保護者からも危惧する声を聞く。小中一貫コミュニティ・スクール事業の中で、見守り活動の推進・強化は有効と考えるがどうか。
(2)団地再生において、近年、各地で空き家への住み替えが多くなってきているように感じる。
改築や建て替えを推進、加速させるための施策が必要と考えるがどうか。
(3)当会派から地域公共交通対策に取り組む要望を提出し、施策が進もうとしていることについて評価する。日の里地区におけるオンデマンドバスの導入をどのように評価しているか。また、他地域への導入を検討するとのことだが、様々な国の補助メニューを進めるに当たっては、地元協議体の設置も必要であり、本市においても地域公共交通計画を策定中であるが、進捗状況と展望を伺う。
(4)「宗像市国土利用計画」等の計画を見直すとのことだが、旧玄海町地区における過疎地域の課題の中で、市街化調整区域の不便さを訴えられる市民の声を多数聞く。市の考えは。
(5)全国的に出生人口が減少している中で、本市の人口が第2次宗像市総合計画策定時の将来推計より減少していないのは、定住化施策が寄与し、転入人口が増加しているためと思われる。令和6年度はこれまでになかった新しい取組として、大学等在学中に貸与された奨学金の返還助成制度を導入するとのことだが、具体的な内容を伺う。
(6)都市基盤の整備について、官民連携も視野に入れた都市公園の管理運営の在り方の検討に着手するとあるが、具体的にどのようなことを行うのか。
(7)快適な生活環境の保全の中で、資源物回収のサテライト化とはどのようなものか。また、その効果の狙いは。
(8)「宗像市下水道ビジョン」に基づき、経済性と投資財源を確保しながら、下水道施設の老朽化対策や改築更新、事業統合を計画的に行うとあるが、具体的にどのようなことを行うのか。
(9)脱炭素社会の加速について、新たに宅配便の再配達対策に取り組むとある。当会派も郵便局長会との勉強会などを通じ、脱炭素の取組について研鑽を深め、執行部に対策の要望を行っていたが、どのように取り組んでいくのか。
(10)世界遺産の保存と活用について、出光佐三氏の功績を伝える偉人漫画の企画展を開催するとのことだが、出光佐三氏との関係の中で、宗像青年会議所との関りは極めて大きかったと聞く。この企画に宗像青年会議所との連携はできないか。


5 みんなで取り組むまちづくりについて
「宗像市公共施設アセットマネジメント推進計画」の見直しを行うとのことだが、公共施設包括管理委託の効果と課題は。また、市民から老朽化した施設の更新時期が実態に見合わないとの声も聞くが、実態に即した更新時期の見直しも行うのか伺う。


6 財政運営について
現在策定中の第3次宗像市総合計画では、EBPM(証拠に基づく政策立案)をベースとした行財政運営の確立を目指すこととするとあり、当会派が要望していた客観的指標の導入が進んでいることを評価するものであるが、具体的なスケジュールを伺う。また、本市は経営努力により健全な財政運営が保たれているが、国の財政を見ると基礎的財政収支(プライマリー・バランス)の均衡が2025年度までは改善されない見通しとなっている。また、国債発行の残高のうち、日銀が保有する割合が全発行分の半数を超える。そのような中、日銀のマイナス金利政策の転換が現実味を帯びてきているが、今まで本市の税外収入での財政確保に寄与してきた国債売買の手法に影響はないのか伺う。


令和6年3月議会報告

代表質問(2月27日)

プレハブ校舎の解消は、地域住民の関心も高く、早急な建て替えが望まれるが、市の見解は。また、学童保育所の老朽化について、地域住民との情報共有の状況や協議の場づくりの予定は。

市長回答

赤間小学校と東郷小学校は敷地が非常に狭く、プレハブ校舎解消のための敷地確保が課題であったが、水泳授業の外部委託に伴い、 プール施設を優先的に解体撤去し、本設の校舎の建築工事の実現を検討したい。学童保育所の老朽化について、特に赤間小学校は、地元コミュニティ運営協議会からも意見や要望を受けている。 同校は、令和3年度に施設の再配置計画案を作るためのワークショップを開催しており、基本計画策定の段階において、改めて協議・調整の場を持ちたい。 なお、両校とも学童保育所の更新時期の前倒しを含めて整理していきたい。


東京都東大和市では、保育所などで子どもが体調不良になり、保護者が迎えに行くことが困難な場合に、 病児保育施設の保育士が保護者に代わって迎えに行き、病児保育施設で保育する事業を行っている。特に、ひとり親家庭支援施策として本市でも導入できないか。

市長回答

本市でも令和6年度から、東大和市と同様に、県内初として病児保育の送迎サービスを開始する予定です。


◎この事は、私が病児保育室開室の必要性を始めて訴えた時に一緒に要望すべきかどうか当時迷ったのですが、 先ずは、病児保育室開室のお願いを優先しようと考え、封印していました。病児保育室の必要性を関係機関の方々が、 認知されるようになりましたので、時は熟したと思い令和4年12月議会で病児保育の「お迎えサービス」を提案し、再度質問いたしました。

学校給食における有機野菜の利用促進について、具体策はあるか。

市長回答

令和6年度から、月に1回、地場産物を積極的に利活用する宗像育ちウィークを設け、有機栽培された米や野菜を給食に取り入れる予定である。


日の里地区におけるオンデマンドバスの評価と、今後の展望は。

市長回答

新たな移動の創出やまちのイメージ向上など、団地再生の推進に寄与していると評価している。 今後は地域の面積、規模、道路状況から適性を判断し、効果なども勘案し、既存コミュニティバスなどからの転換を図るほか、 協定に基づく研究会や地域公共交通会議、事業者、地域住民と協議を進め、導入に向けた検討を行う。


◎新規に導入を目指す「オンデマンドバスのるーと」の候補地は、まだ協議ができていない状況です。 私案ではありますが、のるーとの特性を考えると、地域公共交通の無い地域で、赤間駅やサンリブへ比較的スムースに行ける所に限られるのかな?と思う次第です。

脱炭素社会の加速について、新たに宅配便の再配達対策に取り組むとある。当会派も郵便局長会との勉強会などを通じ、 脱炭素の取組について研鑽を深め、執行部に対策の要望を行っていたが、どのように取り組んでいくのか。

市長回答

宅配便の再配達削減は、配達員の負担軽減だけでなく、配達車両からの二酸化炭素排出量削減にもつながる。 このため本市では、郵便局を含む市内宅配事業者と協議を重ね、新たに宅配パックのモニターを公募し、置き配を普及させるための実証事業を実施する。


◎共働き等により、留守宅への荷物の再配達が問題化しています。市では置き配用に「宅配バック」を実証事業として、1,000世帯に無料配布予定です。

本市は経営努力により健全な財政運営が保たれているが、国の財政を見ると基礎的財政収支(プライマリー・バランス)の均衡が2025年度までは改善されない見通しとなっている。 また、国債発行の残高のうち、日銀が保有する割合が全発行分の半数を超える。 そのような中、日銀のマイナス金利政策の転換が現実味を帯びてきているが、今まで本市の税外収入での財政確保に寄与してきた国債売買の手法に影響はないのか伺う。

市長回答

本市では、保有する基金を手元に運用を行っていますが、近年は、運用利益は以前に比べて低調となっています。 運用する国債の利率が高止まりしていることが原因ですが、国債購入は満期保有を念頭に購入しており、その時折の国債価格の変動を見て、 利益の確定が見込めるときに限り売買を行っています。目下の経済情勢を見ると、今後も国債の売買は低調となる見込みではありますが、 基金の運用利子は確定した財源として捉えておりませんので、財政運営上の影響はございません。


◎3月か4月の時点で、日銀のマイナス金利政策が解除されるのは間違いなさそうです。一時的には、円高により株価等は下がるという見方が有力のようです。 しかし、以前のバブル崩壊とは違い一時的なものであり、本市の保有する国債は売買しなければ損失は生まないわけですので、 市長回答の通り、本市の財政運営に影響を与えるものではなさそうです。
◆12月議会で質問していました肺炎球菌予防接種の自己負担額軽減について、 令和5年度5,680円が、6年度から4,000円に引き下げになります。また、公明党の岡本議員が帯状疱疹の予防接種の補助金設定を質問しておられましたが、 費用が4万円のところ、2万円の補助金が出ることとなりました。帯状疱疹の予防接種は、肺炎球菌予防接種と違い、任意となっていますが、 近年帯状疱疹発症に苦しむ市民の声を良く聞きます。定期接種ではなくとも補助金捻出に踏み切った行政を、私は予算委員会にて高く評価すると申し上げました。 市民に寄り添い、その時々の世情を把握しての決断だったと思います。このような「やってみなはれ」の心意気が市役所内にこだますることを願っています。
◆広報誌が全戸配布となり、自治会では大島を除き配布しないこととなりました。当然ではありますが、 自治会への委託金から400円が減額となり、困られた自治会も多かったと思います。しかし、各コミュニティ運営協議会からの要望で、 19年間見直されていない自治会との委託契約の金額が200円上積みされることとなり、区長さんの喜びの声を聞きました。

公定価格の地域区分について

地域区分とは:保育所運営費は、人件費の地域差を調整するため、それぞれの自治体に単価設定をして、国の補助金を決めています。

区分は8段階あり、0%の宗像市から始まり、3,6,10,12,15,16%と補助金が増加し、東京都23区が最も高く20%の補助率です。 お隣の福津市は、宗像市より3段階高い10%です。90名定員の保育所を対象としますと、年間800万円もの差額が生じるという試算もあります。 私が新人議員となった時、全市議会議員と保育協会との懇談会があり、地域区分の不公平さを初めて知りました。 早速6月議会で一般質問にて生じる差額を市の補助金で補うことができないか質問をしましたが、当時の部長の回答は、 近隣の市との差がついていることは納得いかないが、その差を市費で埋めると数千万円の財源が必要となるとのことで、上手く行きませんでした。 その後知識を蓄え平成31年(令和元年)再び地域区分について、一般質問を致しましたが、またしても、変わられた部長でしたが、納得がいかないとの回答でした。 これでは埒があかないので政治決着すべきだ。私たちも協力しますので国会議員の先生にお願いして国へ上げて頂きたいと申しましたところ、 取り組んでまいりたいとの回答でした。早速保育協会に申し上げ、市部長にも協力申し上げましたところ、副市長も同行頂き国への要望書を持参し、 宮内秀樹衆議院議員にお願いとなりました。このことが弾みとなり、後に市議会全員で意見書という形で国に要望書を提出できました。 令和7年度改正で、6年度に決定するとのことでしたので、念のためという訳でもないですが、今年1月に私どもの会派「宗像志政クラブ」 で東京へ視察に行った折、宮内事務所を訪ね、再度要望書を先生に手渡しました。そして、嬉しい電話が2月20日に宮内衆議院議員からありまして、 人事院は、広域にしようかとの話だったが、私は県単位が良いのではないかと申し上げたという内容でした。宮内代議士の頑張りもあり、 間違いなく良い方向へ向かっているようです。7月に決定するとのことでした。

保育協会の会長さんにこのことを申し上げましたところ、たいそう喜ばれ、感謝の言葉を頂きました。保育士さん達の喜ばれるお姿が目に浮かびました。

“念ずれば、花ひらく”長い道のりでしたが、ご協力いただいた方々へ感謝!!



地域猫活動支援について

※一代限りの命を全うさせる地域猫活動のボランティアの方々は、エサやり等の費用も自分たちで出し合っているのが現状です。 不妊去勢手術代の費用は県と市の折半で賄われていますが、大幅に不足しています。市長の指示でガバメントクラウドファンディングが実施され、 寄付金が集まりましたが、毎年の費用には足りません。そこで井上正文県議会議員に県への助成をお願いしていましたところ、 県3月議会の予算委員会で井上県議が地域猫活動への支援について質問して下さいました。県は、ワンヘルス推進基本条例を制定し、 人と動物の健康を一つの健康と捉える考え方を示しています。野良猫を放置すれば増え続け、人と猫の関係が悪化してまいります。また、野良猫は以前、殺処分されてきました。 井上正文県議のご努力もあり、地域猫活動支援費が令和5年度 388万円だったのが、令和6年度は、1,695万円となりました。その内、不妊去勢手術費用の助成額が、675頭分742万円です。 また、福岡県動物愛護センターに地域猫専用の施術室が新設される予定です。(535万円)

◆子ども食堂の支援をお願いしましたがあっさり断られました。市議の言う事と対立することは、よくあります。当たり前のことです。
 私が心配するのは、不登校の子どもたちの中で、ヤングケアラーやネグレクト状態にある子ども、そして虐待等、子どもの心では解決できない存在の子どもたちがいるのではないかという事です。子ども食堂は、活動次第ではそのような子どもと接することの出来る可能性がある存在と思います。しかし、行政の助言や支援無くしては、その機能は十分発揮できないと思うところです。

◆伊豆市長の決断もあり、市内全小中学校の体育館に空調設備が令和6年度中に整備される予定です。(防災拠点)

◆世界遺産の保存と活用について、出光佐三氏の功績をたたえる偉人漫画の企画展が開催されます。出光佐三氏が宗像での講演の中で、若者たちに語られた言葉がありますので紹介します。

「この混迷する宗像に何の生きがいを感じるか。この素晴らしい環境に恵まれ、よき先輩を持つ幸せな若者よ。淳風美俗、宗像の若者よ、勇気を持って奮起せよ。先輩に負けない人になれ、郷土を愛する人になれ。何事にも感謝し、互譲互助の精神を持って、真の日本人のチャンピオンになれ。」 これに若者たちが奮起し、後に「宗像青年会議所」が創設されたそうです。

青年会議所立ち上げの中心的役割を果たされたのが、伊豆市長の父で、今は亡き伊豆善也氏であったと聞いています。私も宗像青年会議所の卒業生です。

※私は、市、県、国のトライアングルを強固にすることが、宗像市発展に繋がると考えています。



正信散歩路

3月は別れの季節でもあります。赤間小学校で行われました卒業式に参列させていただきました、 式の最後の方で170名の児童が一斉に並び、別れの言葉を一人で、また数名で大きな声で発します。 懐かしい思い出や先生へのお礼の言葉、そして歌も全員で歌います。涙があふれる子どももたくさんいました。 6年間信号機の所で見守ってきた子どもたちです。感慨深いものがあります。

コロナ禍の中、修学旅行は度々延期となり、何度がっかりしたことでしょう。しかし、海の中道で思い切り遊び、 マリンワールド水族館でイルカショーを楽しみ、学校到着時には先生方の計らいで、サプライズの花火大会となりました。 感激のあまり涙があふれた事は、何事にも代えられない思い出となるでしょう。卒業式の中で来賓紹介があり、 私の名前も呼ばれましたが、思わずおめでとうと発し、両手を振ってしまいました。子どもたちがきらめく笑顔で私を見つめてくれました。 中学校生活大いに楽しんで欲しいと思います。

朝の交通誘導で、毎朝「見守り、ありがとうございます」という女の子がいます。おそらくご家庭で感謝の挨拶をするよう言われているのかなと思いますが、毎回の継続は、なかなか出来るものではありません。頑張って欲しいと思います。

私は、時々ではありますが、倫理を習う「朝起き会」に集っています。朝が早いので若い頃は正直辛い時もありましたが、年を取ると朝起きはあまり苦痛には感じなくなりました。その中で、子育てについて、「長幼の序」というのを、教わりました。子育てに関しての教えで年上の子どもを立てる子育てをすると、下の子どもたちはお兄ちゃん(お姉ちゃん)を尊敬し、従い良い関係が生まれるとのことです。ご参考になれば、幸いです。